放射線科(診療放射線技師)

診療・各部門

はじめに

当科では5名のスタッフで湯布院病院の理念・基本方針、患者さんの権利を担保できるよう組織的に取り組んでおります。

患者さんが安全で安心かつ最良の検査が受けられるよう、装置等の品質管理その他のマネジメント活動、コンプライアンス(法令遵守)の徹底などに日々努め安心した医療サービスを行います。

放射線科で行える検査はX線一般撮影検査、X線CT検査、MRI検査、
透視/断層検査、嚥下造影検査、骨塩定量検査です。

当科での検査内容

一般撮影検査

単純X線撮影検査として様々な部位の撮影を行っています。

特に膝関節、股関節、脊椎・椎体撮影はその半数を占め、また、人工関節術後の経過観察では再現性を重視し基準撮影、特殊撮影等で画像の提供をしています。

CT検査

2022年3月に80列CT装置が導入されました。

現在では多列型CT装置(MDCT)が主流であり検査時間の短縮、細かなデーター収集が実現され、迅速な画像提供に貢献しております。

MRI検査

当院では超電導(1.5T)装置により整形外科領域で四肢、脊椎、肩等を中心に頭から足先まで検査を行っております。

また、頭部、脳血管も15分程度で検査を行い、脳梗塞や脳腫瘍の様々な脳疾患の検索も可能です。

骨密度検査

骨塩定量検査は、骨の構成要素であるカルシウムやミネラル成分の量を測定し、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の診断と薬剤・栄養・運動療法などの治療効果を判定するために必要な検査です。

*主に骨粗しょう症の診断に用いられます。

骨粗鬆症とは、骨がもろくなって骨折しやすくなる疾患です。
骨塩定量検査では、骨の中のミネラル分を測定することで骨の強さを調べることができます。

嚥下造影検査

嚥下造影検査とは、飲み込みの過程や状態を専門医、言語聴覚士、放射線技師等で評価するための検査です。
摂食・嚥下障害(食べ物がうまく飲み込めず、誤って気管に入ってしまうこと。「誤嚥」ともいう)の疑われる患者さんに行い、のどの形や、飲み込み方に問題が無いかどうかを調べるのがこの検査の目的です。またこの検査により、確実に飲み込むことができる体位や、患者さんに適した食物の状態(「とろみ」をつけた方が良い、ゼリー状のものが良いなど)を検討し食生活の改善を評価します。