お薬の院外処方のご案内
当院では、厚生労働省が推進している医薬分業を実施するため、外来の患者さんのお薬については原則として「院外処方せん」を発行します。
外来受診後に院外処方せんを受け取られた患者さんは、院外にある保険薬局で院外処方せんと引き換えにお薬を受け取っていただきます。
「院外処方」することによって、薬局の薬剤師からお薬の説明や服薬指導を細かく受けることができます。
「かかりつけ薬局」を決めることで、他の医療機関で処方されたお薬と当院で処方されたお薬との相互作用や飲み合わせについても説明を受けることができます。
また、お薬の重複を避けることもできるようになりお薬の安全性が一層確保されることになります。
お手数をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願い致します。
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- 患者さんのご利用しやすい保険薬局(最寄り等)でお薬を受け取ることができます。
- 希望する患者さんには、ファクシミリによりあらかじめ院外処方せんを保険薬局(かかりつけ薬局)へ送信することができます。(無料)
- 「院外処方せん」の有効期限は、処方せん交付日を含めて4日間です。
日曜・祝日も含みます。(例)5月15日(金) → 5月18日(月)まで
事情により4日以内に薬局に行けないことが、あらかじめわかっている場合には、受診時にその旨を必ず医師にお伝えください。 - 処方せんがあれば、ご家族や代理の方でも薬を受け取れます。
- お薬の代金は、保険薬局でお支払いいただきます。(処方せん料は病院で算定します。)
なお、お薬に関わる費用が「院外処方せん」に変わることにより、若干増える場合があります。
- 「院外処方せん」を紛失したり、有効期限を過ぎたために再発行する場合は、再発行料が発生しますので、ご注意ください。
- 薬局の薬剤師が服薬指導するときに以下のものがあると役立ちます。
・お薬手帳 又は 薬剤情報書 ・病院での検査結果書
「院外処方せん」についての Q&A
Q 「院外処方せん」ってなんですか?
A 患者さんに病院外の保険薬局へ直接持参してもらって、そこで薬を受け取っていただくための処方せん(薬の内容を指示したもの)です。
Q 病院でもらっていた薬と同じ薬がもらえますか?
A 薬局では原則処方せんどおりに調剤しますので、今までと同じ薬がもらえます。
当院ではこれまでジェネリック薬品をご要望される声に十分お応えできませんでしたが、当院で扱っていないジェネリック薬品も
保険薬局では扱っています。希望に応じて調剤が可能になります。
Q 処方せんは代理人が持っていっても良いのですか?
A 処方せんがあればご家族や代理の方が持参されても調剤してもらえます。
Q なぜ、院外処方せんにしたのですか?
A 国(厚生労働省)が国民医療の質的向上を図る目的で医薬分業を進めています。
院内では、薬の飲み方や薬に関しておひとりずつに十分な説明が出来ないのが現状です。
保険薬局では複数の医療機関からの重複投薬、薬物相互作用のチェックができ、薬に対する正確な情報が伝えられます。
- 薬のことはなんでも聞いてみてください。服薬指導をしてもらえます。
- かかりつけ薬局を持つと、患者さまの薬歴(個人ごとの薬剤履歴情報)を管理していますので、より細やかな薬の管理が可能となります。
- 保険薬局でも病状や症状について開かれることがあります。また、アレルギーや副作用のチェックも行います。
Q どこの薬局でもらえるのですか?
A 「保険薬局」「保険調剤」「処方せん受付」または「基準薬局」の表示のある薬局であれば、院外処方せんでお薬を受け取れます。
Q いつまでに薬局にいけばいいのですか?
A 処方せんの有効期間は「処方せんを発行した日を含め4日間(日曜・祝日も含む)」です。処方せんは早めに保険薬局へ持参してください。
Q 支払い方法はどうなるのですか?
A 病院では薬に係る代金以外(処方せん料は病院で算定します)をお支払いいただきます。
薬剤、調剤および服薬指導に係る代金は、処方せんを持参した保険薬局でお支払いいただくことになります。
病院から直接お薬をもらうより若干多くかかることがあります。
これは国の基準にもとづき患者さんの「薬歴」を管理したり、副作用や飲み合わせのチェックを行うための費用です。
Q 薬局へ行く途中に処方せんをなくしてしまったら?
A 処方せんは個人情報が記載された大切なものです。
なくしてしまったら、有料で再発行することになりますのでご注意ください。
Q 保険薬局で支払った金額は、医療費控除の対象になりますか?
A 医療費控除の対象になります。領収書は大切に保管してください